「一度ネガティブな自分になると、なかなか気持ちが切り替えられない…」
こうしたお話をカウンセリングではよく聞くのですが、どうしたら切り替えられるのか?
結論から言うと
前向きな気持ちに切り替えるには「前向きな視点」に変えることなんです。
別の言い方なら「考えることを変える」
なぜなら、その時その時、自分がどんな視点に目を向けていて、何を考えているかで感情も決まるからです。
例えば、楽しみにしていたライブやイベントがあるとして、、そのことを考えている時って、ワクワクしたり、とても楽しい気持ちになっていませんか?
私たち人間は、楽しいことを考えながら
後ろ向きになるって不可能なんです(^ ^;)
ネガティブで後ろ向きにしかなれない状態のときというのは、ネガティブで、後ろ向きにしかなれない視点しか持てていない、持っていないってことなんですね。
でも多くの人がやりがちなのは、
ネガティブな視点を変えずに
後ろ向きな視点のまま
気持ちを切り替えなきゃ!
大丈夫っ大丈夫っ!って、気合いや根性論で
思い込もうとするんですが
前向きな視点に変わっていなければ
結局は、「やっぱり自分には無理かな。。ダメかな。。」ってほうに流れてしまって、元のネガティブな状態に戻ってしまいます。
なのでネガティブ思考を切り替えるには、
いかに、前向きな視点や捉え方、
ポジティブな面が見れるようになるかがポイントなんです。
実はカウンセリングでやっていること、
できることの一つには、前向きな視点の切り替えもあるんです。
カウンセリングでは、決まった時間のなかで、悩んでいること、話したいことを言葉というツールを使って言語化していきます
こうした時間を積み重ねていくと
自分は後ろ向きな視点しか持てていなかった、
ネガティブな面しか見ようとしてなかった、物事に対して悲観的な視点しか、選択肢として持てていなかったことに気がつき
「あぁ。。それなら苦しくなって当然だな。
この視点しか持てていなかったら現状が変わらないのは当然だよなぁ」
そうやって自分で納得をしていくわけです。
そして自分で納得をするから
自ら視点を変えよう、捉え方を見つめ直そうと
ここで自分自身に対して
前向きな視点が生まれるから
前向きでポジティブな捉え方、考え方に切り替わる準備が進んでいくんですね。
ですので、ネガティブな思考を切り替えるには、
前向きな視点や捉え方に切り替えることがポイントなんだということを知っておいて頂けたらと思います(^ ^)
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【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会:認定心理カウンセラー:2011年から5000件以上(2025年現在)のカウンセリングを実施。愛着問題、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。
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